目のしくみ
●目の構造
私たちの目は、たとえるならばカメラのようなものです。目の一番外側、表面部分には角膜があり、外から入ってきた光は、まず角膜で屈折します。次に前房があり、その奥に虹彩があります。虹彩はカメラでいう「絞り」に相当し、入ってくる光の量を調節しています。奥には、カメラのレンズに相当する水晶体があります。水晶体は、角膜と同じく光を屈折させます。水晶体は近くを見たり、遠くを見たりするばあいに応じて、水晶体周囲のチン氏帯と毛様体の緊張・緩和によりレンズの厚みを変化させ、ピントを合わせるはたらきをします。ちなみに、角膜・水晶体ともに光を屈折させる作用がありますが、角膜は水晶体の倍程度の屈折力があります。また、角膜の厚みは一定ですが、水晶体はそれ自体の厚みを変化させることでピントを合わせるはたらきをします。光は水晶体の次にある硝子体を通り、網膜に到達します。網膜はフィルムに相当する部分で、ここに写った画像が視神経をつうじて大脳に伝えられ、モノとして認識します。
●角膜の構造
角膜は眼球の一番外側にある、厚さ0.5ミリ程度の球面状の膜です。その表面は常に涙でおおわれています。角膜は?角膜上皮層?ボーマン膜?角膜実質層?デスメ膜?内皮細胞層の五つの層で出来ています。
?角膜上皮層は新陳代謝が活発で、コンタクトレンズなどにより多少の傷ができても、すぐに再生します。
?ボーマン膜は非常に薄い膜で、角膜の強度を安定させる役割があります。
?角膜実質層はもっとも厚い部分で、コラーゲン繊維とタンパク質でできています。レーシックはエキシマレーザーでこの角膜実質層の一部分を削りとることにより、屈折力を変化させる手術です。
?デスメ膜は非常に薄い膜で、角膜実質層と内皮細胞層を密着させるはたらきをします。
?内皮細胞層は角膜のいちばん底の部分にあり、角膜全体に酸素と栄養分を補給しています。この内皮細胞層は再生能力がないため、一度失われた部分は元にもどりません。
視力とは、物体の形や存在を認識する目の能力をいいます。一般的には、アルファベットの"C"の形をしたランドルト環を用いて測定します。一定の基準にしたがい、ランドルト環の割れめの方向を判断し、その認識できた結果をもとに視力をきめます。正常な視力は裸眼もしくは矯正で1.0以上とされています。